- ヨーロッパ旅のひとこま -      2008年9月  川出 敏一

(21)城砦のある町ウインザ−、イングランド


ロンドンの西35キロ、テムズ川の辺にビクトリア調の小さな町ウインザ−があります。900年の歴史を持ち現在も英王室の居城として 使われているウインザ−城の所在地です。ロンドンからの手頃な日帰りコ−スとして世界各地からの観光客で1年中賑わっています。

ウインザ−城はウインザ−・セントラル駅を降りると、すぐ目の前がヘンリ−8世門で城の入口になっております。 公式の行事がなく女王様もご在城でない時に城内に入ることが出来ます。

ウインザ−城は中央の高さ70mのラウンド・タワ−を境にして下のロア−・ウオ−ドと上のアッパ−・ウオ−ドに分かれております。 一般に公開されているのは、ガ−タ−勲爵士の守護聖人である聖ジョ−ジを祭るセント・ジョ−ジ礼拝堂と王室の公式行事に使われる数々の広間を持つ ステ−ト・アパ−トメンツとイギリス国民からジョ−ジ5世王妃に献上されたミニチュアの城館クイ−ン・メアリ−人形の家の3エリアです。

女王様がご在城の時にはウインザ−城の本丸、ラウンド・タワ−の頂上に英国旗が掲げられています。 このウインザ−城は1992年火災に遭い、城内100室を焼失して数々の芸術品も失ったとの事ですが1997年に修復を完了しています。 テムズ川を挟んでウインザ−城の対岸に名門イ−トン・カレッジがあります。15世紀にヘンリ−6世によって創設された パブリック・スク−ル(全寮制私立学校)でここを出てオックスフォ−ドやケンブリッジ大学を卒業するのが英国のエリ−ト・コ−スになっています。 多くの著名人を輩出しており現在も12〜18歳の生徒1000人が燕尾服にシルクハットという姿で学んでいます。

平成18年4月、トヨタ自動車・JR東海・中部電力など中部財界が設立した男子全寮制中高一貫校"海陽中等教育学校"の モデルがイ−トン・カレッジと云われています。 日本の中等教育が問題視されて久しいですが、全員一律の教育ではなく個性を伸ばす教育が必要と思います。その為には教育界の規制緩和が必要、 "海陽中等教育学校"の成果が楽しみです。
平成20年9月記

Photographs copyrighted (2004〜2008, kawade)